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2023 12.26

【ヴイアライヴ】初のCD「リローディング」発売記念スペシャルインタビュー‼

 

アイドルマスターシリーズの20周年、その先に向けて更に進化していくためにスタートした「PROJECT IM@S 3.0 VISION」。その一環として2023年4月に始動したのが、『ヴイアライヴ』です。様々な企画が進行するなかで、ヴイアライヴのオリジナル楽曲のリリースが決定。そこで今回、ヴイアライヴ プロデューサーを務める勝股春樹さんと、今楽曲の制作を担当した大澤めいさんの2名にインタヴューを実施。今回のオリジナル曲を作った経緯や、楽曲に対するこだわりを語ってもらいました。

 

「PROJECT IM@S 3.0 VISION」のひとつとしてスタートした『ヴイアライヴ』。本プロジェクトは動画配信を軸に、新規アイドル展開視聴者=プロデューサーと共に、候補生の活動を審査およびサポートしていくという視聴者参加型のアイドル育成公開オーディションです。

 

『ヴイアライヴ』では、2023年の4月のスタート以降、日々のライバーとしての活動やレッスンなどを展開してきました。そして、さらにこの度、ヴイアライヴ初のオリジナル楽曲のリリースが決定。

 

今回はヴイアライヴのプロデューサーを務める勝股春樹さんと、今楽曲の制作を担当した大澤めいさんの2名にインタヴューを行いました。今回のオリジナル曲を作ることになった経緯から、楽曲に対する熱いこだわり、そして、ふたりが考えるヴイアライヴの魅力について語ってもらいました。

 

ステージでのアウトプットの成長だけではなくて、具体的な成長の過程が見えてくるのがこのコンテンツのおもしろさ

 

——2023年春から始動した“ライバー活動”を通してアイドルデビューを目指す新規アイドルプロジェクト「PROJECT IM@S vα-liv(ヴイアライヴ)」ですが、ここまでのプロジェクトとしての感触はいかがですか?

 

勝股春樹 (以下、勝股):「ヴイアライヴ」は、「PROJECT IM@S 3.0 VISION」という形で、アイドルマスターシリーズの20周年、その先に向けて更に進化していくための壁をぶち壊すような意気込みではじまりました。始動してから半年経ったんですが、反響も大きくて非常に嬉しいですね。実際、例えば「これはアイマスなのか?」って言ってくださる方もいたんですけど、アイマスの中でこれまでになかったような議論が巻き起こせるくらい尖りたいという思いはありましたし。今までのアイドルマスターの雰囲気をもちながらどこまではみ出せるかということを意識して取り組んでいたので、ポジティブに受け止めています。

 

——「ヴイアライヴ」は、Vtuber のような動きをしながら、283プロのアイドルや電音部、そしてFRUITS ZIPPERさんなど様々なコラボもされていますよね。そこも新しい試みだなと感じています。

 

勝股:そうですね。コラボをすることによって存在感が増したというか、この世界観の登場人物であることを認識してもらえたことも嬉しいですね。そのなかで「ヴイアライヴ」の3人が、現実世界とヴァーチャルな世界の二元論を越えた新しい次元に挑戦する存在であることも見せられたと思います。この「ヴイアライヴ」というプロジェクトを追っかけていくことによって、既存のシリーズに対する解像度も上がって、もっと楽しめるようになったという意見も聞いていて。そこは狙った部分であったので嬉しかったですね。

 

——大澤さんは、このプロジェクトを客観的にみてどう考えていますか?

 

大澤めい(以下、大澤):私はもともとVtuberやYouTuberの配信を見るのが好きだったんです。アイマス自体にも仕事で携わっていたので、まさかこの2つが融合するのが衝撃でした。普通のアイマスでも、VTuberでもなかなかできない企画もあって、すごくおもしろいチャレンジだなと思いました。「歌枠」という形で、彼女たちは継続的に歌を出しているんですけど、そのなかでレッスンの様子を配信する企画があったんです。そこで講師の方から何を指導されているのか視聴者さんたちに開示されている状態で、どんどん彼女たちが歌うのを聴いていくので、成長が具体的にわかるんですよ。そこがすごくおもしろいなと思いました。

 

勝股:このプロジェクトでは、ストリーマーからアイドルを目指すという文脈で、ライバーアイドル育成バラエティのような要素を作りたいと思っていたんです。普段表に出ないような、裏方のドラマ性、そんな、成長に寄り添うストーリーを、番組を通して発信していくことがおもしろいのかなと思っていたのでとてもうれしいです。

 

——楽曲を制作する側の目線から見て、灯里愛夏さん、上水流宇宙さん、レトラさんのそれぞれの歌声についてはどう感じていますか?

 

大澤:声質はかなりバラバラですね。レトラさんは、歌唱力が高くて、アーティスティックで素敵です。上水流宇宙さんは、すごく考えて歌う方だと思いますし、綺麗な声でよく通りますね。灯里愛夏さんはとにかく表現力があって、声のヴァリエーションがある方ですね。みなさん最初は歌唱に慣れていなかったんですけど、どんどんパフォーマンスが上がってきて感動しましたね。

 

勝股:3人はここまでで、すでにすごく成長していますね。そもそも過去に挫折した経験をもつ子たちが、再起を懸けてこのプロジェクトに参加しているんですよね。その気持ちが嘘ではないからこそ、課題に対して真摯に取り組んでいます。ステージでのアウトプットの成長だけではなくて、具体的な成長の過程が見えてくるのがこのコンテンツのおもしろさだと思っています。それに必ず成長していくわけではなくて、伸び悩むときもあるんですよ。そういうときの悩む姿も含めて本人たちの本気度が伝わってくるし、そこに対してプロデューサーさんたちが声をかけてくれて、挫けずにまた頑張る。その関係性がアイマスらしい要素だなと思います。

 

大澤:番組の企画の中で、どうしてもパフォーマンスに順位をつけなければならないシステムになっているので、上手くいかなかった子が感情的になったり、口数が少なくなったりする場面があるんです。見ている側も結構しんどいけど、客観的にみたら興味深い内容なので、すごいことをやっているなと思います。

 

勝股:やはり臨場感があるものがフィクションを超えた本当の感情を突き動かしていると思います。その感情をいかに乗せられるかということはかなり力を入れていますね。

 

初回の面談のときは、これまでの配信を見直して、1曲デモを作って行った

 

——今回新たに「ヴイアライヴ」のオリジナル楽曲がリリースされます。この楽曲を制作するに至った経緯はどういうところからだったんでしょう?

 

勝股:7月に歌をテーマにしたレッスンの番組を行ったんですけど、そこで渡辺量さんに講師として来ていただいたのが大きなきっかけですね。以前やった「電音部ONLY歌枠」の反響がすごかったんです。やっぱりアイドルにおいて歌はすごく重要だし、本人たちもこだわりが強かったのを感じていて。当時は、3人は「アイドル候補生」という立場だからデビューしてからオリジナル曲を歌ってもらうのがいいのかなとは思っていたんです。でもある日ASOBINOTESプロデューサーの子川(拓哉)さんが、「ヴイアラって曲作らないの?」って言ってくれて。そこで(渡辺)量さんも「絶対いい曲になるよ」と言ってくれたりして、この段階ですごく魅力的で期待値があるんだから、このタイミングで届けられる感動はあるのかなと思うようになり、楽曲を作ることにしました。

 

——そこから大澤さんをコンポーザーとして抜擢したのは、どういう流れだったんですか?

 

勝股:このプロジェクトでは、いかに本人たちの本物の感情に寄り添って作れるかが大事だと思っていたんです。だから有名なコンポーザーさんにお願いするよりも、泥臭くても等身大の楽曲を作れる人がいいなと思っていて。そこで量さんや、僕がミリオンライブ!の興行担当時代からお世話になっている佐藤貴文さんに相談したら、大澤さんの名前が挙がって、それで1回会うことにしたんです。その時に2~3時間くらいガッツリ話しました。

 

大澤:人事面接みたいでした(笑)。

 

勝股:ご本人が、歌や今の環境に対してどう思っているかという素直なモチベーションが聞きたくて、いろんな話をしたんです。大澤さんは若さゆえのパッションや反骨精神があったし、曲の表現において熱いものを感じ、候補生とシンパシーを感じる部分がとてもあったので、絶対この人がいいなと思って。そこからはとんとん拍子でしたね。

 

大澤:お話がきたときは、すごくびっくりしたんですけど、絶対やらなきゃダメだなと思いました。初回の面談のときは、これまでの配信を見直して、1曲デモを作って行ったんです。そのときのデモから曲の方向性自体は変わったんですけど、サビのメッセージやメロは変わらないで残っています。どうしても、この機会を逃したくなかったんですよ。

 

勝股:いちばん最初の面談でいきなり「とりあえず1曲聴いていただいていいですか」って言われたからびっくりしましたね(笑)。でもそういう部分でもパッションを感じましたし、配信を見直してデモを作るという寄り添い方に対しても、すごく信頼できるなと思いましたね。

 

本当に好きな気持ちからくる無意識の涙ってすごく綺麗だなと思った

 

 

——今回完成した楽曲は、泥臭いロック・チューンに仕上がっていますが、どういうイメージで作ったんですか?

 

大澤:最近流行っている曲って、デスクトップ上で綺麗な音を重ねて作っていくのが主流だと思うんです。でも正直私は得意ではなかったので、自分の強みを活かせて、かつ作りたいものはなんだろうと考えたときに、生演奏できる楽器だけで曲を作るのがいちばんいいんじゃないかと思ったんです。鍵盤とバンドの楽器で成立するように作ったのが、泥臭さにつながるんじゃないかなと思って作っていきました。

 

——サウンドはギターが主軸になっていますが、デモの時点でのギターはご自身で弾かれたんですよね。

 

大澤:そうです。全然弾けないんですけど、なんとかなりました。サビを作ったときはピアノだったんですけど、ある程度作ったらギターで自分の弾けるコードに当てていきましたね。

 

勝股:作っていく過程で、レーベルサイドからもコンテンツサイドからも無邪気なリクエストをされていたので、大澤さんもいろんな葛藤があったと思うんですよ(笑)。その中でなにくそ!と本気で向き合ってくださって、結果としてイメージ以上のロックテイストで、歌詞も含めて「立ち向かっていく」という思いが感じられますし、候補生たちに寄り添って気持ちが乗る曲だと思います。作り手である大澤さんの思いも伝わるし、歌い手さんの気持ちも乗るし、プロジェクトも自信をもって届けることができるものになったと思います。

 

——歌詞についてはどのように作っていったんですか?

 

大澤:歌い手の御三方とそれぞれ2時間くらいヒアリングしたんです。歌詞のヒントになったり、自分の共感できる部分と、できない部分がはっきり見つかったのがおもしろかったですね。共感できる部分は歌詞に反映させるし、できない部分はその人に人生を追体験しているかのようで、新鮮でした。みなさん考えていることが濃いので良い時間でしたね。

 

——具体的にどんなことを話したんですか?

 

大澤:全員、自分の嫌いなところがあるとおっしゃっていたんです。例えば愛夏さんは「自分に自信がない」と言っていて、自分もそういうタイプなので共感できました。でも私は楽観的なので、嫌いなことをすぐ忘れてしまうんですけど、愛夏さんはすごく深く思い悩む方なので、そこは違う部分なんですよね。みなさんそれぞれ、嫌いな部分があることは良くないことだと思っていたんですけど、こういうプロジェクトを始めてから、嫌いな部分も受け入れていこうと考えられるようになったという話も聞けたので、そこも歌詞に取り入れましたね。

 

——歌詞にも、がむしゃらさが全面に出ていますよね。

 

大澤:3人ともこのプロジェクト以前に挫折を経験していたので、その部分も歌詞に入れました。配信のなかで、みなさんなにかしらで泣いていたんです。それも悲しかったり、悔しかったりして泣くんじゃなくて、自分がやりたいことで挫折して少し諦めたり、本当にこれが好きだったのかなと悩んだりすることがあると思って。本当に好きな気持ちからくる無意識の涙ってすごく綺麗だなと思ったので、この歌詞とメロディになりました。

 

——制作の段階で、苦労した部分はありましたか。

 

大澤:最初やりたいことが多すぎてワンコーラスが長い曲になってしまったんです。全部やりたいことを詰めたので削らないといけないのが苦労した部分ですね。長かったものを解体して、違うストーリーに再構成してみたのが今の状態です。いろいろ調整して最終的に、ASOBINOTESプロデューサーの子川さん宛に、修正し直したファイルとどうしてもやりたいことを詰め込んだ修正なしのファイルを同じフォルダに入れて「2つパターン作ってきました」って提出しました。子川さんから「2つパターンを提出するときは、言われてない方をやりたいという作家の意志だから、直していない方でいいよ」と言われたんですよ。もちろん修正したバージョンも気に入ってはいたんですけど、バレバレでしたね(笑)。

 

この曲に負けないように反骨精神をもって、みなさんの想像の斜め上をいければ

 

——そこまでやりたいことが詰まっているんですね。この曲は、タイトルも募集して決まったんですよね。

 

勝股:そうですね。やはり最初の記念すべき曲ですから、プロデューサーさんとみんなで一緒に作りたいと思って募集することにしました。

 

大澤:アイマスの歴史のなかでも、新曲のタイトルを考えるなんて、ここまで制作に入り込むことはなかったので、そこに感動しているプロデューサーさんも多かったと思います。

 

勝股:タイトルを応募してくれたプロデューサーさんと一緒にブレストして作っている感覚がありましたし、アンケートの中で熱い理由も多かったですね。大澤さんのいい曲にしたいという熱量が伝わったんだと思います。ありがたかったですね。だから選考にはすごく悩みました。

 

——今後も「ヴイアライヴ」としては、新曲の制作は考えているんですか?

 

勝股:3月のライブまではこの1曲で行こうと思っています。アイドルになったら楽曲は欠かせないですが、“アイドル候補生”としては、この曲を大事に歌っていきたいですし、今だからこそ、この楽曲に気持ちも入るのかなと。つまり、「一曲入魂」ですね。でもそれくらい自信が持てる曲が作れたので、今回だけじゃなくこれからもヴイアライヴにとって大切に歌い続ける曲なのかなと思います。

 

——これから初のイベントも開催されるんですよね。

 

勝股:2024年3月31日にオンラインでライブを予定しています。観覧できる最終オーディションみたいな感じですね。そこでは、投票結果もわかります。ラストにどういうパフォーマンスをするのかが見どころですが、この曲のパフォーマンスに彼女たちの姿勢が宿ると思うので、一緒に聴き込んで思い出を蓄えてもらって。最後にみんなで感動を分かち合えたらいいなと思いますね。

 

——ということは、この曲は重要な1曲になりますね。

 

大澤:今から緊張しています…。でもやりきっていただければそれが1番いいものになると思うので、他の2人を気にしないくらい全力で歌っていただけたらなと思いますね。曲としてはすごく難しいし、気持ちがこもっていないと成立しないなと思っています。いまはデビューしても、この曲が大事な過去になればいいなという気持ちです。

 

——「ヴイアライヴ」は、今後どのように進行していく予定ですか?

 

勝股:このプロジェクトは、今期の活動としてすでに終盤戦に突入します。ここからはデビューに向けて、候補生たちも僕たちもどれだけできるのかということが重要になってくるのかなと。より多くのプロデューサーさんたちに「この子たちいいね」と思ってもらえるように、変わらず愚直に頑張りたいです。ライバーアイドルとしてデビューを目指していくので、変わらず楽しいと思っていただける配信をしていければなと思いますね。あとはこの曲に負けないように反骨精神をもって、みなさんの想像の斜め上をいければいいなとも思っています。

 

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■vα-livライブ「PROJECT IM@S vα-liv LIVE -THE LAST STATEMENT!!!」に関する情報はコチラをチェック⇓

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